病院・診療科について脊柱変形(側弯症、腰曲がり)
背骨が曲がる病気、側弯症や腰曲がりなどをご存じでしょうか?
体の芯を支える背骨が様々な方向に曲がってしまう病気です。背骨自体が曲がってしまう状態を脊柱変形と呼びますが、大きく分けると若い人と高齢者の脊柱変形があります。
若い人の側弯症

治療は年齢や側弯症の程度により異なりますが、経過を見るだけの場合から、コルセットのような装具を使用する場合、悪化し側弯の程度(コブ角と呼びます)が40-50度くらいになると変形を矯正する手術が必要になる場合もあります。
運動器学校検診の調査項目にもなっており、背中からみて肩や肩甲骨の高さ、ウエストラインに左右差が生じたり、前かがみになると背中や腰のもりあがりに左右差が出たりすることで疑われることがあります。ご自宅でも簡単にできますので気になる方は確認してみるとよいでしょう。
高齢者の腰曲がり

治療法

2020年12月
杏林大学医学部付属病院 整形外科 診療科長・教授 細金直文
杏林大学医学部付属病院 整形外科 診療科長・教授 細金直文