病院・診療科について三鷹市老人クラブ連合会と共催で健康長寿講演会を開催

作成日時 2013年09月18日


 9月13日(金)、三鷹市福祉会館において、当院と三鷹市老人クラブ連合会との合同行事として健康長寿講演会を開催しました。11回目となる今回は、高齢診療科の神﨑恒一教授と、健康科学大学(山梨県南都留郡)の金信敬教授による講演が行われ、三鷹市老人クラブ連合会会員と一般市民合わせて約90名が参加しました。
 はじめに、神﨑恒一教授から『転倒防止 その2』と題した講演があり、神﨑教授は「過去1年間で転んだことのある方は、今後1年間で70%以上の確率で転倒する危険性があります」と述べ、“この頃つまずくことが多い・歩く速度が遅くなってきた・物忘れが気になる”などの症状がある場合は、転びやすくなる原因となるため、特に注意する必要があることなどを解説しました。参加者には「転倒予防手帳」が配布され、神﨑教授は「転倒の危険度をチェックし、ご自身に合った予防策を考えましょう」と呼びかけました。


神﨑恒一教授

金信敬教授

 続いて、当院もの忘れセンターで毎週「もの忘れ予防 気らく運動教室」を開催している健康科学大学の金信敬教授から、どこでも楽しくできる「気らく運動」の実技講習がありました。金教授は「転倒予防することは、認知症など先の病気を予防することに繋がります。そのためには、運動をして筋力をつけることが大切です」と述べ、両手をこすり合わせたり、肩を叩いて回したりなど、テレビや音楽を聴きつつ、座ったままでできる簡単な運動方法を実演し、参加者も一緒になって身体を動かしていました。そして最後に、童謡などの音楽に合わせて太極拳の基本的な動きを全員で行いました。

 講演会は好評を博し、参加者からは「普段では使わない筋肉を使うことができて、とても良かった」「今回の講義を忘れずに、家でも実践していきたいと思います」といった感想が聞かれました。
 講演会終了後には、今回も(株)KRLより様々な商品がご提供され、お腹に優しい乳酸菌飲料や燻製ししゃも、ジェル状の消毒用エタノールなどが参加者にプレゼントされました。