病院・診療科について最新の循環器用超音波診断装置を導入

作成日時 2013年12月21日


 生理機能検査室に最新の超音波診断装置(PHILIPS社製 EPIQ7)を導入しました。この装置は本年11月に日本での販売が認められ、大学病院としては当院が初めての導入になります。

 

 今回導入した超音波診断装置は心臓機能検査・心臓手術において術前、術中、術後に心臓の状態を精査・診断するために使用する機器です。画像描出力や操作性等が従来のものよりも優れていて、診断精度の向上が期待されます。
 具体的な特徴として、探触子(検査時に胸に当てる機器)が改良され、高画質を実現、ノイズの低減や画像化が難しい弱い信号を画像化することが可能になりました。また、2次元画像だけでなく、3次元画像をリアルタイムに表示することができたり、従来不可能だった正確な直交断面の描出、同一心拍での評価が可能になったり、より高精度で客観性のあるデータを得ることができるようになりました。

 この超音波装置は12月20日から使用が開始され、操作した技師は「画像がきれいで操作もしやすく、機器が自動で解析・評価するので経験の浅い技師でも正確な検査ができるようになりました。また、音が静かで患者さんに余計な不安感を与えることなく検査を進められました。これからも患者さんに、より正確で安心な検査を提供していきたい」と新しい装置に期待を込めていました。