病院・診療科について三鷹市老人クラブ連合会と共催で健康長寿講演会を開催

作成日時 2014年02月05日


 2月5日(水)、三鷹市公会堂さんさん館において、当院と三鷹市老人クラブ連合会との合同行事として健康長寿講演会を開催しました。12回目となる今回は、消化器内科 高橋信一教授と、栄養部 中村未生管理栄養士が講演を行い、三鷹市老人クラブ連合会会員と一般市民合わせて約80名が参加しました。
はじめに、三鷹市老人クラブ連合会会長の高橋景市氏より「三鷹に住んで良かったと思っていただけるようにこの講演会を行っています。皆さんにはぜひ講演会に参加していただき、少しでもためになることを実践し、健康な毎日を送っていただきたいと思います」と挨拶がありました。


高橋景市 会長

会場のようす


 このあと、高橋信一教授から「健康な胃をとり戻そう!-ピロリ菌を徹底解明-」と題した講演がありました。高橋教授ははじめに、ピロリ菌は慢性胃炎や胃がんの原因となり、感染するのは大人ではなく5歳以下の時であると述べ、他にピロリ菌の構造や感染経路、胃酸の中で自ら住みやすい環境を作りだして生息する性質があることなどを説明しました。そして「胃炎や胃・十二指腸潰瘍などにかかったことのある方は、ピロリ菌の検査を受け、陽性と判断されたら除菌をしましょう」と呼びかけました。
続いて、中村未生管理栄養士が「健康と食事~上手に冬をのりきろう~」と題し、健康を保つポイントは主食・主菜・副菜のそろったバランスの良い食事であること、免疫細胞の6割が集中している腸を健康にすると身体の調子が整うこと、ヨーグルトにはインフルエンザを予防する効果があることなどを紹介しました。
 講演は好評を博し、参加者は「勉強になりました。とても分かりやすい説明で良かったです」と笑顔で感想を語っていました。
 講演会終了後には、今回も(株)KRLより、乳酸菌飲料や食物繊維が摂取できるお菓子、マスクなどの様々な商品が用意され、参加者にプレゼントされました。


高橋信一 教授

中村未生 管理栄養士