病院・診療科について「救急の日シンポジウム」を開催 当院のDMAT活動に都知事から感謝状
作成日時 2014年09月16日
シンポジウムに先立って行われた贈呈式で、東京DMAT指定病院として東京都知事から当院に対し感謝状が贈られました。当院は、2004年に東京DMAT(災害派遣医療チーム)が発足された当初から活動に参加しており、「都の救急災害医療行政に積極的に参加し、災害現場で都民を含む多数の人命の安全確保へ多大な貢献をした」として授与されたもので、甲能直幸病院長が代表して感謝状を受け取りました。当院のほか東京DMAT指定病院として国立病院機構災害医療センター、日本医科大学付属病院、帝京大学医学部附属病院の3病院にも感謝状が贈られました。
式典に続いて「東京都の災害医療の更なる充実に向けて~東京DMAT創設後10年の取り組みと今後~」と題したシンポジウムが開催され、東京DMAT運営協議会会長で当院高度救命救急センターの山口芳裕教授が基調講演を行いました。
この中で山口教授は、東京DMATの前身や発足の過程・主旨、活動実績について解説した上で、「発足10年を迎え、さらなる充実・発展を目指して整備を進めています。NBC(核・生物・化学)災害 に対する活動要領の検討・教育プログラムの策定やDMAT隊員数の確保および質の向上を図りながら、都民の安心・安全にさらに寄与していきます」と、今後の取り組み方針について語りました。
このあとパネルディスカッションが行われ、山口教授と東京都福祉保健局医療政策部の宮野收災害医療担当課長の進行のもと、東邦大学医療センター大森病院の吉原克則教授など7名のパネリストが、広域搬送と臨時医療施設などについての発表を行いました。
その後質疑応答に移り、一般の方から寄せられた「日頃はどの様な訓練をしているのか」「どうすればDMATの隊員になれるのか」などの質問へ回答がされました。そして最後に、主催者側がこれからも地域に密着して市民の安心・安全の確保に努めていくことを誓い、シンポジウムは閉会しました。

表彰状を受け取る甲能病院長


基調講演を行う
山口教授

シンポジウム
パネルディスカッション

左側パネルディスカッション
座長の山口教授

会場の外にはDMATの活動を紹介する
パネルや器材が展示