病院・診療科についてギャラリーで11月4日から絵画展「心の世界を伝えたい」を開催

作成日時 2014年11月04日
 11月4日から、院内中央通りにあるギャラリーアートスペースで、「心の世界を伝えたい」と題した絵画作品展を開催しています。
 今回の出点者は、当院に通院している調布市在住の患者さん、長谷川清子さんです。ギャラリーが開設された当初から患者さんとして当院に通院し、ギャラリーを観賞していたところ、当院の職員から自身の作品の展示について声掛けがあったことから、今回の展示会が実現しました。
 長谷川さんは生まれつきの弱視で、年々光を失う生活と戦った60年後(今から10年程前)に絵を描き始めました。
 富士山や着物を着た女性など、想像の中でイメージを膨らませ、綿棒や指、手のひらを使って、見たことのない世界を色彩豊かに描いています。絵具の色の調合は傍らに座ったご主人が行い、二人三脚で制作をしています。
 今回の展示で特に思い入れのある作品は、第一作目となった“宵闇に浮かび上がる大輪の向日葵”や当院に入院中に制作した“舞子”の作品や“ダイヤモンド富士”だということです。
 以前、入院中に制作した別の作品は、看護師の方達がコピーを取り、売店に展示したところ、他の患者さんから「気持が明るくなるのでぜひ欲しい」と言われ、譲ったこともあったそうです。
 長谷川さんは「私の展示作品を通して、一人でも多くの患者さんの気持ちが和らいだり、元気になってくれたら嬉しいです」と話しています。
 17点の展示作品は、12月4日(木)まで鑑賞いただけます。来院の際には、ぜひギャラリーへお立ち寄りください。
 (*日・祝日ギャラリー休み)



二人三脚で制作する
長谷川清子さんと旦那さん

第1作目の向日葵