病院・診療科について2014年病院体験ボランティア参加者の感想

作成日時 2014年12月06日


 2014年8月18日(月)~22日(金)に当院でのボランティア活動を希望した中学生・高校生5名を受け入れ、外来棟1階で患者さんの案内誘導やエレベーターの開閉補助、自動再来受付機での操作補助などを中心にボランティア活動を体験してもらいました。
 参加者から寄せられた感想文をご紹介いたします。

 また、今回のボランティアに参加された皆様の今後のご活躍を心より祈念いたします。

患者サービス室


【参加者の感想文(全文)より】
『ボランティア体験を終えて』 高校3年 女子
 私にとって初めてのボランティア活動だったので学ぶことが多く充実した3日間でした。
初日は、挨拶のタイミングが分からず遠くにいる人に挨拶して返事が返ってこなかったり、「お大事に」や「お気をつけて」が言えなかったりと失敗ばかりでした。また、せっかく聞いてくださった質問に答えられなくてお待たせしてしまい患者さんに申し訳なくて何も出来ない私がここに立たせてもらってもいいのだろうか。とすごく反省しました。
 2日目には出来ることを増やしたいと思い1日目が終了後、家で反省点と明日への課題をノートに書き出し絶対にこれらを実行しようと思い、次の日に挑みました。2日目は、1日目の反省点を全部クリアに出来たことがうれしかったです。患者さんときちんと向き合える心の余裕もできて、挨拶をする人に合わせて声の大きさを変えたり、手の不自由そうな方にはカードを入れるお手伝いをしたり出来ることが増えていき自信がつきました。エレベーターの近くに立っていた時に、患者さんにすごく話しかけていただきました。頑張って夢を叶えてと応援していただき、とても元気をもらいました。病院に来ている人はどこかしら悪い所があり辛いはずなのに、あたたかい言葉をかけていただいて本当にうれしかったです。
 3日目に、一緒になったボランティア後半組の学生たちに伝えたい事がたくさんあったのに、上手に伝えられなかったことが、とても心残りです。2人は経験者かもしれないけれど3日間、先に体験していた私からアドバイスが出来たのではないか、伝えられることがあるはずなのに言葉で上手く表現できない自分がすごく、もどかしかったです。
 今回、ボランティアをさせていただいて学んだこともたくさんあり、反省しなければならない点もたくさんありました。ここで経験したことを今後の自分の糧にして頑張りたいと思います。

【他の参加者からの感想文(抜粋)より】
 挨拶についての理解が深まり、非常に大切なものだとボランティア活動を体験して改めて痛感しました。
 患者さんを「支えてあげる!」と力むよりは、「一緒に歩もうね」という感じの方が案外うまくいくような気がしました。
 この3日間を通して、人の温かさ、ボランティアの素晴らしさを改めて実感しました。夏休み以外にも月2回程度ボランティア活動がしたいと思っています。
 私は、患者さんの気持ちを読み取ることが大事だと感じました。私は、入口から入ってきた人を見ているだけでも目線や歩き方でその人の気持ちが、大体わかる気がしました。普通に目線が前方にある方には、元気に声をかけました。逆に元気がなさそうで目線が下向きの方には、しっかりと聞こえる声でもやさしく声をかけました。すると前者の方は同じように明るめに返事をして下さり、後者の方も少し疲れたような表情をしていてもやさしく笑ってくれました。これが本当に私にとってうれしかったです。

※ボランティア実施中の様子はこちら からご覧ください。