日本人が英語を勉強する際、イントネーションは単に人の感情を表現するだけと思っていないでしょうか。「その場の雰囲気で言えば何とかなる」と思っていると、言いたいことがしっかり伝わらないばかりか、全く逆に捉えられてしまう危険性もあります。理論によっては、英語におけるイントネーションシステムは、文法の一部分を表現すると定義するくらい重要な働きがあります。
本講義では、分かりやすい例を用い、イントネーションがどれ程文の意味を変えるかを実践練習を交えながら説明します。高校生の皆さんには、ことばとしての英語の奥深さや面白さを感じていただき、今後の英語学習の参考にしていただきたいと思います。