Faculty of Social Sciences教員紹介

項目名	内容
教員名	島村　直幸
教員名フリガナ	シマムラ　ナオユキ
職位	准教授
役職・委員（大学）	学生委員、地域交流委員、研究推進委員
所属	総合政策学部
研究テーマ・分野	政治学・国際政治学、対外政策決定過程における国内政治要因、アメリカのリアリズム、ネオクラシカル・リアリズム、リベラルな国際秩序ははたして維持されるのか、「インド太平洋」戦略
専門分野（大学院）	政治学・国際関係論、アメリカ政治外交
担当科目（学部）	外交政策論、アメリカ政治外交論、ヨーロッパ政治外交論、時事問題研究（国際編）
担当科目（大学院）	政治学・国際関係論
略歴	2020年4月1日～　杏林大学　総合政策学部　准教授（担当科目：外交政策論、アメリカ政治外交論など） 2011年4月1日～　杏林大学　総合政策学部　専任講師 2009年4月1日～　中央大学　法学部　兼任講師（担当科目：「国際政治学」担当、2011年3月まで） 2008年4月1日～　中央大学　法学部および文学部、兼任講師（担当科目：「国際学」＠法学部、「国際政治学」＠文学部、2011年3月まで） 2007年4月1日～　聖心女子大学　歴史社会学科国際交流、非常勤講師（担当科目：「政治学」、2007年度のみ） 2007年4月1日～　聖学院大学政治経済学科、非常勤講師（担当科目：「地域圏（アメリカ）研究」、2011年3月まで） 2006年3月末　一橋大学大学院　法学研究科（国際関係）　博士後期課程　満期退学 2005年10月1日～　青山学院大学　青山スタンダードおよび国際政治経済学部、非常勤講師（担当科目：「国際関係論の基礎」「米州圏（アメリカ）概論」、2011年3月まで） 2004年4月1日～　フェリス女学院大学　国際交流学部、非常勤講師（担当科目：「国際関係史」「アメリカの政治と社会」、2011年3月まで） 2002年4月1日～　中央大学　経済学部、兼任講師（担当科目：「国際関係論」担当、2011年3月まで） 2001年4月1日～　一橋大学大学院　法学研究科　（国際関係）博士後期課程　復学 1998年4月1日～　社団法人アジアフォーラム・ジャパン（AFJ）　研究部研究員(2000年7月まで） 1998年4月1日～　関東学院大学　法学部、非常勤講師（担当科目：「国際関係史」、2011年3月まで） 1998年4月1日　一橋大学大学院　法学研究科（国際関係）　博士後期課程　休学 1995年4月1日　一橋大学大学院　法学研究科（国際関係）　博士後期課程　進学 1995年3月末　一橋大学大学院　法学研究科（国際関係）　博士前期課程　修了 1993年4月1日　一橋大学大学院　法学研究科（国際関係）　博士前期課程　進学 1993年3月末　獨協大学外国語学部英語学科(国際関係）　卒業
所有する学位	博士（法学）
所有する資格等	特になし。
論文・著書等を含む主要研究業績	【書籍】１、島村直幸『＜逆＞から読み解く国際問題―トランプから中国問題、第四次産業革命まで』一藝社、2025年２、島村直幸「国際秩序とは何か」杏林大学総合政策学部編『教養としての社会科学』丸善出版、2024年３、島村直幸『＜教養＞としての国際問題入門』一藝社、2021年４，増田正、丹羽文生、半田英俊、島村直幸、吉田龍太郎、加藤秀治郎『政治学入門』一藝社、2020年５，島村直幸『国際政治の＜変化＞を見る眼―理論・歴史・現状』晃洋書房、2019年６、島村直幸『＜抑制と均衡＞のアメリカ政治外交―歴史・構造・プロセス』ミネルヴァ書房、2018年７、島村直幸「『帝国』としてのアメリカ―その擁護論と批判者たちについて」納家政嗣、永野隆行編『帝国の遺産と現代国際関係』勁草書房、2017年８、島村直幸「地政学の復活か―21世紀の国際秩序」滝田賢治編著『21世紀国際政治の展望―現状分析と予測』中央大学出版部、2017年９、島村直幸「米中間で『新型の大国関係』は可能か？」馬田啓一、小野田欣也、西孝編著『グローバル・エコノミーの論点―世界経済の変化を読む』文眞堂、2017年。 10、島村直幸「『特別な関係』の危機と再構築―一九五六～一九六三年」君塚直隆、細谷雄一、永野隆行編『イギリスとアメリカー世界秩序を築いた四〇〇年』勁草書房、2016年 11、島村直幸「21世紀の日米同盟と中国の台頭―対立と協調」馬田啓一、大川昌利編著『現代日本経済の論点―岐路に立つニッポン』文眞堂、2016年 12、島村直幸「大国間戦争後の国際秩序―ソフト・ピースかハード・ピースか」杉田米行編『第二次世界大戦の遺産―アメリカ合衆国』大学教育出版、2015年 13、島村直幸「国際システムそのものを俯瞰する」馬田啓一、小野田欣也、西孝編著『国際関係の論点―グローバル・ガバナンスの視点から』文眞堂、2015年 14、島村直幸「現代アメリカ合衆国政治外交と国際秩序の変容―『オバマ後』の世界をいかに描くか?」杉田米行編『アメリカ観の変遷下巻』大学教育出版、2015年 15、島村直幸「アメリカ外交―理念外交と権力外交の間」杉田米行編『アメリカを知るための18章』大学教育出版、2013年 16、石井修・滝田賢治編『現代アメリカ外交キーワード ―国際政治を理解するために』有斐閣、2003年、第1章の10－14節を執筆担当 17、島村直幸「冷戦後の大統領と議会―共和党多数着機械の成立とクリントン外交」吉原欽一編著『現代アメリカの政治権力構造 ―岐路に立つ共和党とアメリカ政治のダイナミズム』日本評論社、2000年、第5章【論文】１、島村直幸「持続可能な開発目標（SDGs）への道程―国際政治の視点から」『杏林社会科学研究』第40巻第1号、2024年２、島村直幸「アメリカのリアリズム―古典的リアリズムからネオクラシカル・リアリズムまで」『杏林社会科学研究』第39巻第2号、2024年３、島村直幸「＜序説＞国際秩序とは何か」『杏林社会科学研究』第39巻第1号、2023年４、島村直幸「冷戦後アメリカ外交の過信と無気力」『外交』第78巻、2023年５、島村直幸「2022年中間選挙とアメリカ政治の分断」『杏林社会科学研究』第38巻第3・4号、2023年６、島村直幸「『プーチンの戦争』とバイデン政権の『インド太平洋』戦略」『杏林社会科学研究』第38巻第1・2号、2023年７、島村直幸「リベラルな国際秩序は、はたして維持されるのか」『法学新報（星野智先生古希記念論文集）』第128巻9号、2022年８、島村直幸「脱植民地化と冷戦（下）」『杏林社会科学研究』第35巻第4号、2020年９、島村直幸「脱植民地化と冷戦（上）」『杏林社会科学研究』第35巻第3号、2020年 10、島村直幸「トランプ政権の対中政策の転換と日本の政策対応（下）」『杏林社会科学研究』第35巻第2号、2019年 11、島村直幸「トランプ政権の対中政策の転換と日本の政策対応（上）」『杏林社会科学研究』第35巻第1号、2019年 12、島村直幸「動くリアリズム―ネオクラシカル・リアリズムの発見（下）」『杏林社会科学研究』第34巻第4号、2019年 13、島村直幸「動くリアリズム―ネオクラシカル・リアリズムの発見（下）」『杏林社会科学研究』第34巻第3号、2019年 14、島村直幸「アメリカ外交の変化と知識人」『杏林社会科学研究』第34巻第2号、2019年 15、島村直幸「米中ソ関係の変化とアジアの戦争」『杏林社会科学研究』第34巻第1号、2018年 16、島村直幸「国際政治の変化を見る眼（下）」『杏林社会科学研究』第33巻第4号、2018年 17、島村直幸「国際政治の変化を見る眼（上）」『杏林社会科学研究』第33巻第3号、2018年 18、島村直幸「英米間の『特別な関係』の形成―1939-1945年（下）」『杏林社会科学研究』第33巻第2号、2017年 19、島村直幸「英米間の『特別な関係』の形成―1939-1945年（上）」『杏林社会科学研究』第33巻第1号、2017年 20、島村直幸「アメリカと帝国、『帝国』としてのアメリカ」『杏林社会科学研究』第32巻3・4号 21、島村直幸「帝国の興亡」―古代から現代まで」」『法学新報（滝田賢治先生古希記念論文集）』第123巻7号、2017年 22、島村直幸「『ポスト・オバマ』の時代背景―世界で『連動する』病理とリスク」『杏林社会科学研究』第32巻2号、2016年 23、島村直幸「アメリカ外交と現実主義の伝統」『杏林社会科学研究』第29巻第1号、2013年 24、島村直幸「アメリカ外交に見る『権力の分立』」『杏林社会科学研究』第27巻第3号、2011年 25、島村直幸「『民主主義のジレンマ』とアメリカ政治外交」『杏林社会科学研究』第27巻第1号、2011年 26、島村直幸「現代アメリカの政党の変容―1970年代以降を中心に」『法学新報（臼井久和先生古希記念論文集）』第117巻・第11・12号、2011年 27、島村直幸「アメリカ議会と対外政策プロセス ―タイポロジー分析を中心に」『国際政治』133号（特集『多国間主義の検証』、日本国際政治学会編）2003年 28、島村直幸「ニクソン政権のベルリン政策に見るリンケージ ―ネガティブ・リンケージからポジティブ・リンケージへ」『一橋研究』第22巻3号1997年 29、島村直幸「『差別的デタント』の脅威 ―ブラントの東方外交に対するニクソン政権の反応」『一橋研究』第22巻3号、1997年【翻訳】１，アンドリュー・プレストン（島村直幸訳）『アメリカの対外関係を俯瞰する』晃洋書房、2024年２、マーク・カプリオ（島村直幸訳）「『忘却された戦争』をめぐる未解決な歴史的課題―朝鮮戦争に向けた韓国とアメリカの準備」杉田米行編『アメリカ外交の分析』大学教育出版会、2008年、第7章３、ヘンリー・R・ナウ（村田晃嗣、石川卓、島村直幸、高橋杉雄訳）『アメリカの対外関与―アイデンティティーとパワー』有斐閣、2005年、序文、第4章と第5章の翻訳を担当４、イタイ・ナーチゼンフィールド・スネー（島村直幸訳）「アメリカ外交史」杉田米行編『アメリカ社会への多面的アプローチ』大学教育出版会、2005年、第8章
所属学会	日本国際政治学会、アメリカ学会、日本政治学会
メールアドレス	naoyuki_shimamura@hotmail.com
ひとことメッセージ	国際関係論は、社会科学のなかで比較的に新しい学問です。それだけにやりがいがある学問です。ぜひとも若い学生に研究してほしい、と考えています。国際関係論には、リアリズム（現実主義）とリベラリズムの長年の論争に加えて、グローバリズム、コンストラクティヴィズム（構成主義）、英国学派などのアプローチがあります。どのアプローチから国際関係を捉えるかで、結論が変わってきます。学生へのメッセージとしては、大学生活の4年間でできるだけ本を読むことを強くお勧めします。